新たな伝説に向け
李瑜は退社後、夫と新しい事業を行うことを計画しているという。「私は本当の意味で、新分野の開拓者になりたかった」と話している。李瑜はかねてから「心の花園」を作りたいという思いをもっていた。彼女が描く「心の花園」とは、ネット上のサービスで、専門家が心の不安定な人の相談に乗るなどして、安定を取り戻すための手助けをする場所だそうだ。
中国国内では、夫婦で起業する例は珍しいことではなく、特にネット業界では多くの成功を収めている。夫婦で協力して起業し、会社を発展させるということには促進作用がある。しかし、それが長く続くかどうかは、お互いの感情が固いということも大事になる。
日本では、家族間経営は御家騒動を生むケースもあり、賛否両論がある。李瑜氏が選んだ道は果たして正しいのか。中国企業史に伝説を築いた美人CEOが、新たな伝説に挑戦する。