日経225との出会い
凄腕の投資家にはまったく見えないレイナさん。外見の印象は、街中で普通に見かける女子大生の一人でしかない。それでも、アルバイトで貯めた資金を基にして、現在の利益は約2300万円に上るのだという。
「わたしの家族は昔から株式投資をしているので、株には何となく興味はありましたね。でも大学3年の時に日経225（ラージ）に出会ってからは、225一本です」
知ることになったきっかけは、レイナさんのアルバイト先に、たまたま訪ねてきた証券会社のディーラーの話を聞いてからだったという。日経225は日経平均株価（日経225）を対象にした株価指数先物取引で、日経平均が上がるか下がるかという意味で実にシンプルな投資だ。
「ちょうど感情的に、行き当たりばったりでトレードしてすぐに資金が減っていた時でした。だから銘柄を選ぶ必要がなくて、日経平均が上がるか下がるかを予想するだけの日経225は、感覚がつかみやすく馴染みやすいので、すぐにハマってしまいました」
個別銘柄の動きに関係なく、日経平均だけを考える。どうやら、このシンプルさに惹かれたようだ。
