モデルやCAが当たり前のようにいる
「美バス」のガイド
そう話すのは、同社の簑手晶子クリエイティブプランニングディビジョン部長。派遣ガイドの登録はすでに約3000人になったという。バス会社のガイドの採用が凍結していること、さらには不況の影響でモデル、CAたちの仕事が減っていることで人材を確保して活かす場所ができたことが大きいようだ。
同社はもともと、モデルやCAの経験者に英会話や簿記を学ばせる「Bishoku(美職)検定」を実施し、企業に派遣する事業を行ってきた。実はそこでも、容姿が企業のイメージをアップさせるなど好評を博したのだという。
さらに、モデルたちにとっても、他にメリットがあるのだという。
「彼女たちの仕事は不安定な面もありますが、他に収入を得る手段を持つことができますし、実際に人前で話す練習になることもあります」
潜在的な需要があったところに、不景気が幸いし人材を確保しやすくなった。今後も伸びて行く市場なのかもしれない。