女子大生が起業した美女派遣業
松山佳代子さん
もちろん、それは銀座のクラブなどへ行けば解決する話なのだが、同席してくれるのは、現役の女子大生。社長自身も女子大生が運営する派遣コンパニオン事業だ。こうしたサービス自体は以前からあったかもしれないが、上品でカワイイ女子大生たちが派遣されるという点に新しさがある。
「飲みホス」と名付けられたサービスを運営する「佳人」の松山佳代子社長が説明する。
「プライベートなパーティー、食事の席、あるいは接待の場所など、個人の方、法人の方までご利用いただいています。女子大生は現在約30人で、自分で探した子、口コミで集まってくれた子たちです。もちろん、どの女の子も、仕事する前にはキチンと面接を受けています」
一方、お客さんでも初めて利用する人は、松山さんによる面接を通過してから、サービス利用が可能となる。そうすることで、お互いが初対面でも安心感を持って接することができるのが狙いだ。
松山さんは大学生になってから、派遣コンパニオン、銀座のホステスなどを体験。今年2月に、この事業を思いつき、ベンチャーキャピタルのジャフコなどが主催した「第一回学生起業家育成コンテスト」で審査員特別賞を受賞した。元々、経営者になりたかった松山さん。就活で内定をもらったものの、支援してくれるという人たちも現れたため、これを機に起業に賭けることにした。
松山さんの目標は「この事業だけではなくて、今後は夜の世界の女性へのカウンセリング、就業支援、金融教育などを手がけていければと思っています」と話していた。
