「AKB商法」で吉本興業のNMB48は成功するか?

東が秋葉原なら、西には日本橋がある


AKB48「ヘビーローテーション」
 AKB48が秋葉原を本拠地として、アキバのファンに支えられて今の地位があることは言うまでもない。だが、NMB48は? お笑いを愛する大阪のファンが、アイドルを応援するとは思い難い。しかし、ここでも吉本興業の不動産がモノを言いそうなのだ。

 「東の秋葉原、西の日本橋」と言うように、オタク街の日本橋は吉本興業の徒歩圏内で、なんば駅、吉本興業、日本橋は一直線上にある。吉本はその真ん中に位置するため、有利な立地を活かすことができる。日本橋のオタクユーザーを集めることで、集客面はカバーできそうだ。

 また、吉本は大阪のメディア業界への影響力は強い。大阪には全国規模のプロダクションが吉本興業と松竹芸能など数えるほどしかない。ただ、質量ともに吉本が豊富で、キャスティングはもちろん、吉本製作のTV番組枠も持つなど圧倒的な力を持つ。メディア露出も約束されたようなもの。

 さらに、東京には、新宿、渋谷などにも常設劇場を持ち、吉本所属の大物タレントの力を借りれば、東京のメディア露出もそれほど難しくはない。

 しかし、これは万事が好転した場合だ。

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