徳川慶喜家当主・慶朝氏【1】「もし18代将軍になっていたら」

曾祖父、徳川慶喜公の面影が残る紳士


徳川慶喜家第4代目当主、徳川慶朝氏
 茨城県ひたちなか市にあるジャズバー、「サムシング」に待ち合わせ時間ちょうどに現れた、小柄な中年の紳士。写真で見た慶喜公の面影がどことなく思い浮かぶ、柔らかで優しい顔つきが印象的です。この方こそ、徳川慶喜公直系の子孫であり、徳川慶喜家第4代目当主の徳川慶朝(よしとも)さん。家康公の子孫であり、慶喜公の曾孫に当たります。

 20年間東京の広告制作会社のカメラマンとして活躍後、フリーランスとなり、今は茨城県在住。世が世なら第18代将軍?という、慶朝さんの生活を伺いました。

―この店は行きつけですか?
「はい。週に2~3回はここでジャズを聴いて、お酒を飲んでいますね。ウイスキーのボトルのタグにも『将軍さま』ってあるでしょう(笑)。数年前まで東京都内のマンションに住んでいましたが、茨城県に引っ越してきました。」

―徳川家に縁が深いから茨城なのですか?
「いいえ、水戸藩だったというのはたまたまです。一番の目的は自分で焙煎している『徳川将軍珈琲』の仕事に専念するため。茨城にあるサザコーヒーで『徳川将軍珈琲』を販売させてもらっています。それまでは東京から通っていたのですが、やはり近くの方がいいですし、仕事を通して仲間もでき、土地柄も気に入ったので。

元々私は筋金入りのコーヒー好きで、昔から色々な種類のコーヒー豆を買ってきて、飲み比べていました。コーヒー店に通いつめて、焙煎の様子をじっくり観察したりもして。興味を持ったらとことん凝るところは、慶喜公と似ているかもしれません。行きつけの喫茶店の方に焙煎からネイルドリップまで教えてもらったりしました。その後サザコーヒーの経営者の方と出会って、自分で焙煎したコーヒーを販売させてもらえることになったのです。」

―カメラマンのお仕事は?
「もう自分で写真を撮ることは少なくて、昔の写真を貸し出したり、写真コンテストの審査員をしたりしています。今はコーヒーに専念して、悠々自適な暮らしをしています。実は将軍珈琲はかなりの人気商品なんですよ。」

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