「本当に10億円稼ぐ方法」(テリー伊藤氏)

お金儲け神経のあるヤツが10億円稼ぐ


(C)「10億円稼ぐ」製作委員会
 純金融資産1億円以上を持つ日本の富裕層人口は2009年末時点で約170万人(前年比20.8%増)となる。その中でも、資産5億円以上はわずか10%未満とされている。類推すれば、資産10億円以上の人はわずか数万人しかいないことになる(アジア太平洋地域ウェルス・レポートより)。しかも日本は所得税率が高く、10億円に到達することはなかなか難しい。では、10億円稼ぐ人とはどういう人なのか。テリー伊藤氏が見た「10億円稼ぐ人像」とは?

 ―10億円を稼ぐ人はどんな人だと思いますか
 田舎の土地持ちのように家賃収入とかで稼いでるんじゃなかったら、普通に考えると、運動神経がいいのといっしょで、お金儲け神経がいい人。たとえば、音楽で絶対音感てあるでしょ、あの人は絵心があってセンスがいいなぁとか。それと同じようにお金儲けセンスというものですね。

 僕は演出には自信あるんですよ。これはみんなと違う着眼点を持てるから、何だかんだでごまかしながら三割は打てるというのはあるんですよ。ただ、お金儲けになると一割打者ですね。金儲けのうまい人は自分が三割打者だというものがあるんだと思います。それは、先見の明があったり、節操がなかったり、機敏に動けたり、もちろん運もあるでしょう。

 たとえばね、よく渋谷とかでも、コンビーフたい焼き、カレーたい焼きとか作っている人いるじゃないですか。俺なんか保守的だから「たい焼きはアンコだろ」と思っちゃうわけですよ。もうその時点で俺は金儲けの才能がないんですよ。たい焼きにジャム入れちゃおうとか、わけわかんないことやってるヤツがいっぱいいるんですよ。

 まぁ、ひとつのたとえですけど、自分でも俺はダメだなとわかるわけですよ。あと、たい焼きのジャムがうまいとか、マズいとか言ってるヤツもダメなんですよ。その時点でもう凡人なんですよね。

 今なら、チリに飛んで、(チリの落盤事故の救出者の一人が愛人騒動になった件で)愛人がいた人に会いに行って、栄養ドリンクの契約をする人がもう金持ちなんですよ。そういう奴がいるんです。それを見て、バカだなとか思っているヤツは金儲けできないですよ。言う前に飛んでハンコ押しているヤツが勝ちなんですよ。

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