石原都知事「私が1.8兆円増やした」

核を外交手段に使う未成熟さ

 ―北朝鮮の「ミサイル」発射について
 わたしは今、現職の政治家じゃありませんが、仮にこの世界の中で(ミサイルを)いったいどこに落とすんですか? 落とした瞬間、世界中から報復を受けて滅びますよ。世界全体の外交が全体に未熟、ポーカーのワイルドカードのように、核を使うということは旧態依然として未成熟です。持っていることが大きなブラフになるということは、たいへん滑稽な現象だと思いますね。

 そんな中で、どこの国で緊張が起きるかわからないけど、アメリカが日本をまもるためにコミットすることはないでしょう。モンデール氏が駐日大使になった時に、ある記者の人が「米は安保を発動するんですか?」と聞くと、即座に「NO」と言った。こんなバカな話はないと思いましたね。

 当時の(故)橋本(龍太郎)首相が攻撃しなかったから、わたしは自分のコラムにも書いたが、有力なシンクタンクや(米の)議員が「わたしの言うとおりだ」といった。モンデールさんは5日後に更迭されました。当然だと思います。そのあと1年半、アメリカの日本大使はいなかった。アメリカは日本をまもるために血を流しっこないんです。

 ―北の「ミサイル」の脅威の中で五輪は開催できるのですか
 脅威にはならない。中途半端な技術だし、明らかに失敗しているじゃないですか。ロケットかなんだかわからんが、アノ程度の結果です。軍事的な脅威にはなりえない。脅威だとしても、それをどう使うのか、指導者もそれほどおろかじゃないでしょう。

 政府としても万分の一の危険性があるなら、それを防ぐ準備を当然すべきでしょ。目に見える形でやるほうが、国民の意識を高めることになるでしょうね。

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