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ソフトテニスにプロがないのを知らなかった

 ――大学も特待生で進学されたそうですね。進路は考えていたのですか?
二十歳までソフトテニスのプロを目指していたんですが、大学3年の時に先輩から「就活どうするの?」って聞かれて、「自分はプロになるので就活しません」って話をしたら、先輩から「ソフトテニスってプロがないけど大丈夫?」。ええっ~~~!?となりました。

 NTTとかトヨタ自動車という名前でプレーしている選手がたくさんいたので、僕はてっきりそれがプロだと思っていたんです。聞くと、そういう選手はその企業に普通に就職して、平日は勤務、練習は土日だけだと言うんですね。もうショックで、ショックで。ソフトテニスの専門誌を定期購読していましたけれど、その時までプロが無いことにまったく気づきませんでした。

 日本代表チームというのは、アマチュア、つまり働きながらテニスをしているということさえわからなかった。実業団の枠は毎年一人ぐらいで、それこそ全国優勝しているレベルじゃないと無理だとわかり、そこで初めてテニスを諦めたんです。バカですよね。挫折して、人生設計を立て直さなければいけなくなりました。

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