名門女子大生の卵子ビジネスのエグい実態

実は法律で禁止された闇ビジネス

 仲介金の70%以上が、業者の利益になっている可能性もある。

 現在、中国国内で卵子提供ビジネスを行っている業者は、少なくとも100件近くあり、従業員数は1万人を超えるという。毎年、1万家庭以上がこうしたサービスを利用している。

 ある仲介業者によると、中国では不妊に悩む夫婦が増えていて、その割合は全体の10%以上。卵子ビジネスの需要は大きいと言える。仲介業者は法律に触れないために、国内で卵子提供者を見つけた後、香港やタイの病院で採卵や代理出産を行う場合も多いが、こうした病院も、年に数百万元の利益を得ているのだ。

 卵子提供ビジネスは、中国同様、日本でもほとんど取り組まれていないが、アメリカでは保険も利く一般的な不妊治療として定着している。中国でも倫理的な問題があり、法律で禁止されているが、こうした闇ビジネスは、確実に広がっている。

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