恐妻家は銀座遊びに向かない?
夫人の公認を得て月に1、2度、銀座などのクラブに通う社会福祉法人などを経営する山下達氏(仮名、40代)は「そもそも嫁はんも分かっているから、(ホステスやママとは)何もできないよ。独身の時は付き合った経験はある。そんな淡い期待を持っているうちが、楽しいんじゃないか。今回の裁判のように、結果はどうであっても、訴えられるところまで行ったらダメだろう」と話す。
A氏は携帯電話のロックを解除され女性からのメールを夫人に見つかってしまう。ママの証言ではその言い逃れのために、ママは名前を出されてしまったという。そして、A氏は「妻から離婚の話が出たら財産分与をしなければならない」と話していたといい、妻を必要以上に恐れていた様子もうかがうことができる。
ママの主張によると、会社の業績が落ちてきていたので、夫婦で今まで銀座に落としたお金を取り戻そうとしていると言われている。
男女の間には常に恋愛感情が発生しうることは否定しない。実際に、結果がどちらに転ぼうとも、A氏の家庭はズタズタになることだけは目に見えている。そしてA氏が犯した最大の間違いを、山下氏は「銀座のママで百戦錬磨でない人なんているの? それを相手に戦争を起こすとは、身の程知らず」だと指摘する。
男は女遊びにも「器」の違いが出るようだ。