シューズ業界も本田圭佑選手の争奪戦へ

シューズの一番人気も本田選手


デンマーク戦での本田圭佑選手
 サッカーW杯は選手たちの戦いだが、と同時にそれを取り巻く企業がその裏で激しくビジネス上の戦いを展開している。サッカークラブ、スポーツメーカー、メディア企業、広告代理店、さらにはこれを機に便乗で商売を考えている企業など業種は様々に渡る。

 1次リーグを突破し決勝トーナメント進出を果たした日本代表の活躍のおかげで、脚光を浴びているのがシューズの存在だ。特に、MF本田圭佑選手(24)が契約しているミズノの“本田モデル”「イグニタス」シリーズが、かなりの品薄状態となっており、同社は追加生産も決定したばかりだ。

 同社は「販売は好調で6月10日時点で、7万足販売しております。お問い合わせも多くいただいており、現在は追加生産して1年間で10万足を販売目標としております」という。

 昨年12月に発売し、当初の販売目標は5万足。それを2倍に引き上げるという、予期せぬ上方修正に沸いている。デンマーク戦の先制点となった無回転FKでも見せたように、シュート時に無回転が生じるように工夫されたモデル。本田選手の意見を反映させてウレタン系の素材を甲の内側に付着させており、サッカー少年ならば、自分も蹴ってみたいと思うのは必然だろう。ヒットするのも納得できる。

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