現代の「仕手株」の意味

「あだ花」

 この時代は、ひたすら他人の金(銀行融資や内外のエクイティファイナンス)に任せたもので、一昔前の「仕手筋」とは全く違い、全財産も全能力も全人脈も賭けない無責任なものが多かったようです。

 その時代の「あだ花」がカリスマとか神様とか言われた、前述の加藤暠、中江滋樹、尾上縫ら各氏です。ただやっていることは他人の金をうまく動員するだけで、自分自身の全財産も全能力も全人脈も賭けていたとは到底思えない無責任なものでした。

 また当時は、買い集めた株の処分に困り、いろいろ問題を起こしたケースも多かったようです。

 もう1つ、2000年以降の株式市場には明らかな変化が起こります。

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