現代の「仕手株」の意味

インターネットが株式投資を変えた


写真はNY証券取引所
 インターネットの発達に伴い情報が(正しいものも、間違ったものも、また明らかに悪意で流すものも含めて)極めて簡単に手に入るようになり、さらにネット会社がネットサービスの一環のような軽い気持ちで証券業務に進出した結果、たちまち手数料引き下げ競争が起こり、逆にサービスの低下を招きました。

 これは、投資家サイドも簡単に株式取引が出来るようにはなったのですが、瞬間の値動きだけを追いかけるデイトレーダーなるものを生み、チャートや溢れかえる情報のみに頼る株式投資家を大量に生みました。

 もちろん株式市場は自由な市場なので、どのような投資家や取引が参加しても大歓迎なのですが、相場全体の低迷や嫌になるほどの規制強化もあって旧来からの株式投資家がいなくなり、日本の株式市場が出来高はあるものの非常に「底の浅い」ものとなってしまっていることも事実です。

 そこへバブル相場時の亡霊である加藤あきら氏が現れたようなのです。

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