ゲイツ一家を資産6兆円まで育てた
世界一の富豪の座を長らく守り続けてきた、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏。590億ドル(約6兆円)の総資産を誇り、フォーブスのランキングでは15年連続1位の座にいた。ソフトウェアで地位を築き上げたようにビジネスで大成功したからだけではない。ゲイツ氏が自身の一族のファミリーオフィスを形成していることは、知る人ぞ知る事実でもある。
決して華々しく表に出てくることはないものの、縁の下の力持ちとして、資産運用、管理、あるいは私生活にいたるまであらゆる方面に渡って、ゲイツ家を支えてきたことは言うまでもない。だからこそ、周到な計画や優れた目利きなどがなければ、資産を6兆円にまで育てることはできなかっただろう。
日本ではまだまだ根付いていないファミリーオフィス。ただ、既存の金融機関のサービスはちょっと違う、と考え始めている富裕層も増えており、ようやく日本の富裕層の興味の対象に上がるようになってきた感がある。では、いったいどのような存在なのだろうか?