「印税長者」は現代でも成立するのか? 【綾香・水嶋ヒロ編】

アーティストの印税生活は厳しい?


綾香さん「I believe」
 水嶋ヒロさんの突然の芸能界引退宣言だが、これは綾香さんの印税で生活ができることが理由、との報道も出た。

 確かに、デビュー曲「I believe」など、CD、DVD、デジタル音源など総セールス枚数では2250万セールスを突破しているという(オリコン調べ)。

 綾香さんのアーティストとしての実績は、高橋さんを上回っている。真偽のほどはともかく、週刊新潮には、印税と自身の稼ぎを合わせて「10億円」とも報じられ、綾香さんも病気療養しながら、水嶋さんと2人でゆっくり、NZで過ごすのだろう、とも紹介されている。

 ある芸能プロ幹部は「確かに、普通の生活を送るには十分な金額、2、3億円ほどは稼いでいるとは思うが、病気の治療もあるし、印税だけではしんどいのと違いますか。今後はいつか、活動を再開するのではないでしょうかね」と疑問視する。

 CDなどが売れたり、楽曲が使用された場合は、アーティストには歌唱印税、さらには、作詞と作曲をしていれば印税は入ってくる。ただ、それだけでは不十分だというのだ。

 それは、音楽の権利関係の概要は次のようになっているからだ。

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