貯金1,000万円ある人は資産運用を始めよう
貯金1,000万円ある人は資産運用(投資)を始めてお金を増やすことを考えましょう。1,000万円を銀行や郵便局に預けても利息はほとんど付きませんが、資産運用をすると銀行預金の金利を上回る利回りでお金を増やせる可能性があります。
普通預金の金利は0.001%程度ですが、仮に年率5%の利回りの金融商品で資金運用すると、普通預金の約5,000倍の利息が期待できます。国も資産運用による資産形成を推奨しており、金融庁は長期・積立・分散投資による資産形成を国民に呼びかけています。
生活資金やいざというときに備えた資金については元本の保証されている預貯金等により確保しつつ、将来に向けて少額からでも長期・積立・分散投資による資産形成を行う。
この記事では、貯金1,000万円で資産運用をする際のポートフォリオや資産形成シミュレーションを紹介し、資産運用によってどのくらいお金を増やせる可能性があるのかを見ていきます。
この記事はヘッジファンドダイレクト株式会社の「富裕層向け資産運用のすべて」と連動した記事となっています。
貯金1,000万円ある人におすすめの資産運用方法やポートフォリオ
ここからは、貯金1,000万円ある人におすすめの資産運用方法とポートフォリオ例を見ていきましょう。資産運用は長期・積立・分散投資が基本ですが、ここでは複数の投資商品に分散投資する場合と、1つの投資商品に集中投資する場合の2つ紹介します。
なお資産運用は、生活資金やいざというときに備えた資金を除いた余剰資金で行うことが必要です。以下では「貯金1,000万円」ではなく「余剰資金1,000万円」ある人におすすめの資産運用方法とポートフォリオを紹介します。
複数の投資商品に分散投資する場合
資産運用方法 | 資産の割合 | 資産の金額 |
---|---|---|
債券投資 | 30% | 300万円 |
保険 | 10% | 100万円 |
株式投資 | 25% | 250万円 |
投資信託 | 15% | 150万円 |
J-REIT | 20% | 200万円 |
債券投資:300万円(30%)
このポートフォリオでは、1,000万円のうち30%の300万円を債券で運用します。債券投資はローリスク・ローリターンの資産運用の方法であり、1,000万円のうち30%を債券で運用することで資産運用全体のリスクを軽減できます。
債券投資の対象としては、国家が発行する国債や企業が発行する社債などがあります。例えば10年国債の場合だと平均利回りは0.08%程度であり、300万円で運用すると年間の利益は約2,400円です。
このように、債券で資産運用をしても大きな利益は期待できませんが、銀行預金の利息を上回る利益は期待できます。
保険:100万円(10%)
1,000万円で資産運用をする際に、10%の100万円を保険で運用します。保険のうち解約返戻金や満期保険金を受け取れる「貯蓄型保険」は、払込保険料を上回る利益が出る場合があります。
また、貯蓄型保険には年利1~2%で運用できるものがあり、銀行預金を上回る利率で資産運用ができます。100万円で運用する場合だと年間で1万円~2万円程度の利益が期待でき、保険の本来目的である将来のリスクにも備えられます。
貯蓄型保険よりも大きな利益を狙いたい方は、変額保険を検討すると良いでしょう。変額保険では、運用に成功すると大きな利益が期待できます。ただし、運用に失敗すると大きな損失を被る恐れがあります。
株式投資:250万円(25%)
資産を大きく増やせる可能性がある株式投資には、1,000万円のうち25%の250万円程度を投資します。株式投資の平均利回りは5%前後であり、銘柄によっては10%を上回る利回りも狙えます。
250万円を株式投資で運用した場合、年間で12万円前後の利益が期待でき、銀行預金や債券、保険などと比べると期待できる利益は大きいです。10%の利回りで運用できたとすると年間の利益は25万円であり、資産形成に大きく寄与します。
ただし、株式投資は値動きの変動幅が大きく、相場が下落すると大きな損失が発生するリスクがあります。
投資信託:150万円(15%)
1,000万円のうち15%の150万円は、投資信託での運用をするポートフォリオです。
投資信託は約5,900種類と種類が豊富であり、投資目的に応じて最適な商品を選べます。ファンドによって期待できる利回りは異なりますが、インデックスファンドだと3~5%の利回りを狙えます。
投資信託は投資のプロのファンドマネージャーが運用を担当するため、投資素人が運用するよりも利益が出る可能性は高いです。海外株式ファンドの中には利回りが10%を超えるものもあり、150万円を年率10%で運用できると年間で15万円の利益が出ます。
J-REIT:200万円(20%)
1,000万円のうち20%の200万円は、J-REITでの運用を検討しましょう。J-REITは投資信託の一種であり、投資家から集めた資金をホテルや複合商業施設などの不動産に投資し、得られた収益を投資家に分配するという仕組みです。
J-REITの利回りは銘柄によって異なりますが、平均すると4~5%程度の利回りが期待できます。J-REITの期待利回りはホテル主体型や住宅主体型よりも複合型の方が高く、5%を上回る利益が発生する場合があります。
200万円を年率5%の利回りで運用できると、年間で10万円の利益が発生します。年率3%で運用できた場合の利益は年間で6万円です。
1つの投資商品に集中投資する場合
資産運用方法 | 資産の割合 | 資産の金額 |
---|---|---|
ヘッジファンド | 100% | 1,000万円 |
ヘッジファンド:1,000万円(100%)
余剰資金の1,000万円の全てを1つの投資商品に集中投資する場合は、ヘッジファンドへの投資が良いでしょう。ヘッジファンドは、運用のプロがさまざまなリスクヘッジをしながら運用するため、投資の安全性を高められます。
ヘッジファンドは空売りなどの投資手法を駆使することで、下落相場であっても利益を出せる可能性があります。このように、相場がいかなる状態であっても、年率10%以上の絶対収益の獲得を目指せることがヘッジファンドの強みです。
なお、ヘッジファンドは一部の富裕層しか購入できませんが、余剰資金が1,000万円あればヘッジファンドで資産運用ができます。
貯金1,000万円で30年間の資産運用シミュレーション
それでは次に、貯金1,000万円を1,3,5,7,10%の利回りで30年間資産運用したときのシミュレーションを紹介します。なお、これは利益を再投資する複利運用によるシミュレーションになります。
利回り | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
---|---|---|---|
1% | 1,105万円 | 1,220万円 | 1,348万円 |
3% | 1,344万円 | 1,806万円 | 2,427万円 |
5% | 1,629万円 | 2,653万円 | 4,322万円 |
7% | 1,967万円 | 3,870万円 | 7,612万円 |
10% | 2,594万円 | 6,727万円 | 17,449万円 |
貯金1,000万円を年率1%で運用すると、30年後には1,348万円に増えます。一方で、年率10%で運用すると30年後には1,000万円が1億7,449万円になります。このことから、利回りを高めるほど資産を大きく増やせることがわかります。
年率10%以上を狙える金融商品には株式や投資信託、ヘッジファンドなどがあり、資産を大きく増やしたい方は、これらの金融商品に投資することをおすすめします。ただし、利回りが高くなるほどリスクも高くなり、損失が発生する場合があります。
ヘッジファンドはリスクを回避しながら年率10%以上の利回りが期待できるため、リスクを最小限に抑えながら資産を大きく増やしたい場合はヘッジファンドがおすすめです。
貯金1,000万円で資産運用するときのポイントや注意点
貯金1,000万円で資産運用する場合は、次の3点に注意することが大切です。
余剰資金がいくらであるか確認する
貯金1,000万円で資産運用する場合は、余剰資金がいくらであるかを確認することが必要です。資産運用は余剰資金で行うのが基本であり、貯金1,000万円から生活資金やいざというときに備えた資金を差し引いた余剰資金で運用しましょう。
なお生活資金は、月々の生活費に6をかけた数字(半年分の生活費)で算出すると良いです。例えば、毎月の生活費が25万円の場合だと、半年分の生活費の150万円は資産運用には回さないようにします。それに加えて、いざというときに備えた資金として数十万円程度は手元に置いておきましょう。
生活費で資産運用をするのはリスクが大きく、損失が発生した場合は生活費が枯渇する恐れがあります。
リスクとリターンは表裏一体であることを理解する
貯金1,000万円で資産運用する場合は、リスクとリターンは表裏一体であることを認識しておくことが必要です。一般的にリスクが高くなるほどリターンは高くなり、リスクが低くなるほどリターンは少なくなります。
利回りが高い金融商品に投資すると資産を増やせる可能性がある反面、元本割れを起こして資産を大きく減らしてしまう恐れがあるわけです。安全性を最優先にしたい場合は、株式投資や新興国株式ファンドなどのハイリスクの金融商品は避けることが賢明です。
長期的な運用を心がける
資産を大きく増やすためには、長期的な運用を心がけることが大切です。先に紹介したシミュレーションで明らかなように、運用期間が長くなるほど複利効果で資産を大きく増やせます。
運用期間を長くするには、なるべく早く資産運用を始めることがポイントです。20代や30代のうちから資産運用を始めておくと、30年以上の長期投資も可能になってきます。資産を大きく増やしたい方は、若いうちから資産運用を始めることをおすすめします。
さらに、資産運用金額ごとに資産の増え方をシミュレーションしてみたい方は、以下のリンクもチェックしてみましょう。
500万円 | 1,000万円 | 2,000万円 |
3,000万円 | 4,000万円 | 5,000万円 |
6,000万円 | 1億円 | 3億円 |
5億円 | 10億円 |
貯金1,000万円の資産はヘッジファンドで運用するのもおすすめ
ここまで見てきた通り、貯金が1,000万円ある方の投資先は債券や株式、不動産REITなどさまざまです。数種類の商品に投資をしてリスクを分散させながら、余剰資金で運用することを心がけることをおすすめします。
一方で1,000万円という資産の分散方法がわからず、投資先に困っている方もいるでしょう。そんな方はぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。
ヘッジファンドダイレクトでは、豊富な実績を持つ優良なヘッジファンドを紹介しているので、あなたの投資目標実現のサポートになるでしょう。