貯金3億円ある人は資産運用を始めよう
貯金3億円ある人は、資産運用をすると悠々自適な生活が送れます。元金が3億円あれば、年利3%で運用すると年間で900万円の利益が見込め、5%で運用すると年間の利益は1,500万円にも達します。
一方で、貯金3億円を年利0.001%の普通預金に預けても年間の利息は3,000円にしかならないので、その差は歴然です。政府も「貯蓄から投資へ」というスローガンを打ち出しており、資産運用で資産形成をすることはもはや当たり前になっています。
金利が低いと、金融機関にお金を預けてもなかなかふえません。例えば、100万円を定期預金に1年間預けても、1年間で100円しかふえません。(税金を考慮しない場合)お金を2倍にするには7200年かかります。
この記事では、貯金3億円で資産運用をする際のポートフォリオの組み方や資産運用シミュレーションを紹介します。
貯金3億円ある人におすすめの資産運用方法やポートフォリオ
はじめに、貯金3億円ある人が資産運用をする際のポートフォリオの一例を紹介します。なお、資産運用は余剰資金で行うのが基本であるため、以下では貯金3億円ではなく、余剰資金3億円で資産運用することを前提とします。
資産運用方法 | 資産の割合 | 資産の金額 |
---|---|---|
株式投資 | 15% | 4,500万円 |
投資信託 | 10% | 3,000万円 |
海外不動産 | 35% | 1億500万円 |
ロボアドバイザー | 10% | 3,000万円 |
ヘッジファンド | 30% | 9,000万円 |
株式投資:4,500万円(15%)
貯金3億円ある人が資産運用をする際には、3億円のうち15%の4,500万円を株式投資で運用するという選択肢があります。株式投資の利回りは年間4~6%程度になるので、4,500万円を運用すると1年間で180〜270万円の利益が期待できます。
また、貯金3億円ある人が株式投資をする際には、分散投資をすることが大切です。ある特定の銘柄に集中投資をするのではなく、複数の銘柄に分散投資をするとリスクの軽減が図れます。
なお、株式投資では投資先の地域を分散することもリスクヘッジになるので、日本株だけでなく外国株をポートフォリオに組み込むことも検討しましょう。
投資信託:3,000万円(10%)
余剰資金3億円で資産運用をする場合、3億円のうち10%の3,000万円を投資信託で運用しましょう。
投資信託はアクティブファンドとインデックスファンドに分けられますが、3億円という大金を資産運用をする場合は、インデックスファンドで堅実な運用をするのが向いています。
インデックスファンドは、日経平均株価指数などに連動した値動きをすることが特徴で、年利4~6%程度を見込めます。3,000万円を年利5%で運用すると、年間で150万円の利益が期待でき資産形成に寄与します。
一方で、アクティブファンドだと年利10%以上の利回りになる場合がありますが、ハイリスク・ハイリターンの商品です。3億円の資産の多くをアクティブファンドに投資すると、資産が減るリスクが高いので気をつけましょう。
海外不動産:1億500万円(35%)
余剰資金3億円のうち、35%の1億500万円で海外不動産に投資するという選択肢もあります。3億円の資産があれば、資産の一部を不動産などの実物資産にしておくと、ハイパーインフレにも備えられます。
もちろん、国内の不動産に投資するという選択肢もあります。しかし、海外不動産に投資することで地域の分散につながり、日本経済が悪化した場合にも備えられます。
また、海外不動産の利回りは国によって違いがありますが、フィリピンやタイ、マレーシアなどの東南アジア諸国だと年利5%以上の利回りが期待できます。1億500万円を年利5%で運用すると、年間で525万円の収益が見込めます。
ロボアドバイザー:3,000万円(10%)
3億円で資産運用をする際には、3億円のうち10%の3,000万円をロボアドバイザーで運用すると良いでしょう。ロボアドバイザーはAIが資産運用プランを構築し、数多くの金融商品の中から、AIが最適だと判断した金融商品で資産運用ができます。
ロボアドバイザーは、短期投資には向きませんが長期投資には向いており、2~10%程度の利回りが期待できます。3,000万円を年利2%で運用すると年間60万円、年利10%で運用すると年間300万円の利益が見込めます。
代表的なロボアドバイザーには、ウェルスナビ(WealthNavi)やオンコンパス(ON COMPASS)、楽ラップなどがあり、これまでの運用実績などを調べたうえで、どれにするのかを決めましょう。
ヘッジファンド:9,000万円(30%)
3億円で資産運用をする場合、3億円の30%の9,000万円はヘッジファンドで運用するのも良いでしょう。
ヘッジファンドは、最低預入金額が1,000万円以上と富裕層に特化した金融商品であり、富裕層の資産形成に大きく寄与します。
ヘッジファンドは暴落相場でも利益の獲得を目指せることが大きな魅力です。ヘッジファンドでは、リスクを回避しながら年利10%以上の絶対収益の獲得を目指し、長期投資をすることで、下げ相場でも収益が期待できます。
9,000万円を年利10%で運用すると年間の利益は900万円にもなり、大きな不労所得が期待できます。
貯金3億円で30年間の資産運用シミュレーション
それでは次に、貯金3億円を1,3,5,7,10%の利回りで30年間資産運用したときのシミュレーションを紹介します。なおこの資産運用シミュレーションは、運用で得られた利益を再投資する複利運用によるものです。
利回り | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
---|---|---|---|
1% | 33,138万円 | 36,606万円 | 40,435万円 |
3% | 40,317万円 | 54,183万円 | 72,818万円 |
5% | 48,867万円 | 79,599万円 | 129,658万円 |
7% | 59,015万円 | 116,091万円 | 228,368万円 |
10% | 77,812万円 | 201,825万円 | 523,482万円 |
貯金3億円を年利5%で運用すると、10年後には4億8,867万円、20年後には7億9,599万円、30年後には12億9,658万円に増やせます。株式投資や投資信託、海外不動産投資だと年利5%程度を目指せるので、これらの方法で資産運用した場合のシミュレーションになります。
さらに利回りが年利10%になると、10年後は7億7,812万円、20年後は20億1,825万円、30年後は52億3,482万円にも増やせます。
コンスタントに年利10%を達成するのは難しいですが、ヘッジファンドだとマーケットの状態に関係なく年利10%などの高利回りで収益獲得を目指せます。
貯金3億円で資産運用するときのポイントや注意点
それでは最後に、貯金3億円で資産運用するときのポイントや注意点について見ていきましょう。
あらゆる金融商品に分散投資する
貯金3億円で資産運用するときのポイントとして、あらゆる金融商品に分散投資することが大切です。複数の金融商品に分散投資することはリスク回避の基本であり、資産運用で大損するリスクを下げることができます。
株式投資や投資信託では複数の銘柄に投資し、不動産投資でもエリアの異なる複数の物件を購入することが、分散投資につながります。なお、ヘッジファンドは厳選した金融商品に分散投資をするので、ヘッジファンドでは意識しなくても分散投資ができることになります。
海外投資も組み入れる
貯金3億円で資産運用する場合は、海外投資もポートフォリオに組み入れるようにしましょう。海外投資も分散投資の一貫であり、日本の経済状態が悪化した場合でも、海外投資の利益で損失を補填できる可能性があります。
また、海外投資を組み入れておくと通貨分散にもつながり、為替変動リスクを軽減することにも貢献します。ただし、海外投資はカントリーリスクや情報が少なく手続きが面倒というデメリットもあるので、不明な点があれば専門家に相談するようにしましょう。
悪質な詐欺案件には気を付ける
貯金3億円で資産運用する場合は、悪質な詐欺案件には十分に注意する必要があります。特に高齢者は投資詐欺に引っかかりやすいので、詐欺案件にはくれぐれも注意してください。
詐欺案件は「元本保証で高利回り」という言葉を使うことが多く、「元本保証」や「高配当」を謳う投資案件には注意が必要です。
また、金融商品取引業の登録を受けていない業者には注意が必要です。金融商品の勧誘を受けた際には、その業者が金融庁が公開している名簿で登録を受けているのかを確認しましょう。
さらに、資産運用金額ごとに資産の増え方をシミュレーションしてみたい方は、以下のリンクもチェックしてみましょう。
貯金3億円の資産はヘッジファンドで運用するのもおすすめ
ここまで見てきた通り、3億円という大きな資産がある方は、上手く資産運用をすることで悠々自適に暮らすことが可能です。高額な資産を運用することになるため、分散投資はもちろん、信頼できる金融の専門家への相談も必須と言えるでしょう。
そんな貯金3億円の資産運用のやり方に迷っている方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。
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