金融資産5億円で資産運用!投資対象商品やポートフォリオ例を紹介!

貯金5億円で30年間の資産運用シミュレーション
目次

金融資産5億円を保有している方は資産運用を検討しよう

金融資産5億円を保有している方は、ヘッジファンドやプライベートバンクなど富裕層に限定された方法で資産運用ができます。資産運用のプロに運用を一任することで、投資や資産運用の専門知識がなくても資産をさらに増やせる可能性が広がります。

しかし、プロに運用を一任する場合であっても、5億円の金融資産があるなら「守りの運用」を重視すべきです。投資にはリスクがあり、金融庁もリスクの内容を正しく理解しておくことが重要だと言及しています。

投資には「リスク」があります。一言で「リスク」といっても、「リスク」にはさまざまな種類がありますので、それがどのような内容なのかを正しく理解しておくことが重要です。

金融庁『投資の基本』

それでは、金融資産5億円を保有している方が、リスクを低く抑えながら資産運用する方法について見ていきましょう。

貯金5億円ある人におすすめの資産運用方法やポートフォリオ

貯金から生活資金を差し引いた余剰資金が5億円あれば、プライベートバンクやヘッジファンドで資産運用ができます。それでは、プライベートバンクやヘッジファンドを中心としたポートフォリオの組み方の一例を見ていきましょう。

資産運用方法資産の割合資産の金額
プライベートバンク30%1.5億円
投資信託20%1億円
株式投資15%7,500万円
不動産投資15%7,500万円
ヘッジファンド20%1億円

プライベートバンク:1.5億円(30%)

余剰資金が5億円あれば、5億円のうち30%の1.5億円をプライベートバンクで運用するという選択肢が考えられます。プライベートバンクの最低預入金額は1億円が目安とされており、5億円のうち30%の1.5億円であればプライベートバンクでの運用が可能です。

プライベートバンクを利用すると、専属のプライベートバンカーが本人に代わって資産運用をしてくれます。リスクを最小限に抑えた守りの運用を希望する場合は、事前に伝えておくと守りの資産運用が可能になります。

さらにプライベートバンカーは税務や事業承継、相続などにも精通しており、富裕層向けのお金に関する総合的なアドバイスも受けられます。

投資信託:1億円(20%)

余剰資金5億円で資産運用をする場合、20%の1億円を投資信託で運用する方法があります。投資信託はインデックスファンド(パッシブファンド)とアクティブファンドに分けられ、両者を組み合わせるとリスクとリターンのバランスが取れた理想的な運用を行えます。

インデックスファンドの平均利回りは1~4%程度であり、守りの運用に最適です。一方、アクティブファンドの分配金利回りは10~40%以上(※)になる場合があり、運用に成功すると大きな利益を獲得できます。

(※)マネックス証券「投資信託 分配金利回りランキング

インデックスファンドとアクティブファンドを組み合わせると、リスクを分散しながら、さらに資産を大きく増やせる可能性が広がります。

株式投資:7,500万円(15%)

余剰資金5億円で資産運用を行う場合、全体の15%の7,500万円で株式投資をすると、資産をさらに増やせる可能性が得られます。株式投資は銘柄によっては「攻めの運用」になりますが、全体の15%程度であればそれほど資産全体で見たときのリスクは高くありません。

株式投資はわずか1日で10~20%以上株価が上昇(※)することがある反面、1日で10%以上も株価が下落することがあります。

少数の個別銘柄に投資をする株式投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」や「ハイリスク・ハイリターン」になりやすいので、業界分析をした上でリスクヘッジできるような分散投資をすることが大切です。

(※)Yahoo!ファイナンス「値上がり率全市場デイリー

なお、信用取引をすると大きな利益を出せる可能性がありますが、失敗すると元本以上の損失額を出してしまい、取り返しがつかない事態に陥ることがあります。できるだけリスクを抑えた投資がしたい方は、信用取引ではなく現物取引で行いましょう。

不動産投資:7,500万円(15%)

余剰資金5億円で資産運用を行う場合、全体の15%の7,500万円で不動産投資をすると、毎月家賃収入が期待できます。7,500万円の資金があれば、東京都内でも一棟売りアパートを購入でき、年率5~10%程度の表面利回り(※)での運用が期待できます。

(※)LIFULL HOME’S『不動産投資

実際に7,500万円を年率5~10%で運用すると、年間で375万円~700万円程度の利益が期待できますが、これは空室が発生していないことが前提です。

空室が発生するとその期間は利益が発生しないため、不動産投資をする場合は、空室が発生しにくい優良物件を選ぶことが大切です。

ヘッジファンド:1億円(20%)

余剰資金5億円で資産運用を行う際には、5億円のうち20%の1億円をヘッジファンドで運用するという方法があります。ヘッジファンドはリスクを最小限に抑えながら、年率10%以上の絶対収益の獲得を目指せます。

ヘッジファンドは下落相場であっても利益を狙って運用するので、経済情勢が悪化して他の金融商品が値下がりした場合でも損失の穴埋めができる可能性があります。

そこでヘッジファンドをポートフォリオに組み入れておくと、もしもの場合の備えにもなり、守りの運用に大きく貢献します。なお、ヘッジファンドの最低預入金額は1,000万円が目安とされており、5億円のうち20%の1億円であればヘッジファンドへの預入は可能です。

貯金5億円で30年間の資産運用シミュレーション

貯金5億円で30年間の資産運用シミュレーション

それでは次に、貯金5億円を1,3,5,7,10%の利回りで30年間資産運用したときのシミュレーションを紹介します。なお、このシミュレーションでは、利益が出た場合に元本に組み入れる複利運用を前提とします。

利回り10年後20年後30年後
1%5億5,231万円6億1,010万円6億7,392万円
3%6億7,196万円9億306万円12億1,363万円
5%8億1,445万円13億2,665万円21億6,097万円
7%9億8,358万円19億3,484万円38億613万円
10%12億9,687万円33億6,375万円87億2,470万円

貯金5億円で資産運用をすると、年利3%でも20年後には9億306万円になり、30年後には12億1,363万円に資産が増加します。守りの運用では年利3%程度が目安となりますが、長期投資をすると守りの運用でも資産を大きく増やせる可能性があることがわかります。

また、年利5%の場合だと20年後には5億円が13億2,665万円に増え、30年後には21億6,097万円と当初の4倍以上に資産を増やせます。ヘッジファンドだとリスクを回避しながら年利10%以上を目指せるため、年利5%の利回りは十分に達成できる可能性があります。

さらに、資産運用金額ごとに資産の増え方をシミュレーションしてみたい方は、以下のリンクもチェックしてみましょう。

500万円1,000万円2,000万円
3,000万円4,000万円5,000万円
6,000万円1億円3億円
5億円10億円

貯金5億円で資産運用するときのポイントや注意点

貯金5億円で資産運用をする際は、以下のポイントや注意点を考慮することが大切です。以下の3点に注意すると、リスクを最小限に抑えた資産運用ができるようになります。

守りの資産運用を前提にする

貯金5億円で資産運用をする際は、守りの資産運用を心がけることが大切です。貯金が5億円あれば、年利1%でも年間で500万円の利益が得られるため、無理をして攻めた運用をしなくても普通の生活を送れます。

無理をしてハイリスク・ハイリターンの金融商品に手を出すと、資産を大きく減らしてしまう恐れがあり大変危険です。特に先ほど紹介した株式の信用取引はリスクが高いので、できるだけ資産を減らしたくない方は、長期投資でコツコツと資産を増やすことを目指しましょう。

長期・積立・分散が大切

貯金5億円で資産運用をする場合、「長期・積立・分散」の投資の基本戦略が重要になってきます。いずれも守りの運用には欠かせないものですが、分散投資をすることでリスクを分散でき、資産運用の安全性が向上します。

先に紹介したポートフォリオは分散投資の一例であり、複数の金融商品に投資をすることでリスクヘッジにつながります。なお、ヘッジファンドやプライベートバンクは複数の金融商品に投資をするため、投資・預入することで自動的に分散投資ができます。

第三者の意見も参考にする

貯金5億円で資産運用をする際は、第三者の意見も参考にすることが大切です。この記事で紹介したポートフォリオで資産運用をする際も、どの銘柄を選ぶかによって結果は大きく異なります。そして銘柄選びは、専門家の意見を聞くことで失敗を防げることがあります。

特に投資助言会社は、第三者の立場で投資に役立つ情報を提供してくれます。どのようなポートフォリオを組むべきかのアドバイスももらえるので、まずは投資助言会社に相談すると良いでしょう。

貯金5億円の資産はヘッジファンドでの運用を検討しよう

ここまで見てきた通り、貯金5億円の資産を運用する場合は、今ある資産を減らさない守りの運用が大切になってきます。また、これまで資産運用をしておらず投資の知識が少ない方は、投資の専門家に一度相談してみることがおすすめです。

一方で、銀行や証券会社などの金融機関はさまざまで、どの窓口に相談するのが良いかわからない方も多いでしょう。

そのような方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。ヘッジファンドダイレクトでは、運用実績が豊富な優良ヘッジファンドを紹介しているので、5億円を運用したい投資家のニーズに合わせた資産運用をサポートできるでしょう。

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