貯金2,000万円ある人は資産運用を始めよう
貯金2,000万円ある人は資産運用をすることで老後資金などをさらに増やせる可能性があります。金融庁は、今すぐに必要にはならないお金を長期投資で運用することを推奨しています。老後資金などは銀行に預けるのではなく、資産運用で増やすことを検討しましょう。
教育や老後資金など、今すぐに必要にならなくても、将来のために増やしていきたいお金は、株式や投資信託などを利用した「投資」の形で、長い期間をかけて少しずつ増やしていくと良いでしょう。
実際JPモルガンアセットの資料によると1985年から2021年6月までの投資期間別のリターンは、長期投資であるほどマイナスになりにくくなっていくことがわかります。
30代や40代の場合だと、老後資金が必要になるのは20~30年先の話です。それまでの間、2,000万円を銀行に預けていても利息はほとんど付きませんが、資産運用をすると貯金2,000万円をさらに増やせる可能性があります。
この記事では、貯金2,000万円で資産運用をする際のポートフォリオや資産形成シミュレーションを紹介し、貯金2,000万円をどの程度増やせるのかを明らかにします。
この記事はヘッジファンドダイレクト株式会社の「富裕層向け資産運用のすべて」と連動した記事となっています。
貯金2,000万円ある人におすすめの資産運用方法やポートフォリオ
ここでは、貯金2,000万円ある人におすすめの資産運用方法とポートフォリオを紹介します。なお、投資は余剰資金で行うのが基本であるため、以下では貯金2,000万円ではなく、余剰資金が2,000万円あることを前提とします。
資産運用方法 | 資産の割合 | 資産の金額 |
---|---|---|
債券 | 20% | 600万円 |
株式投資 | 30% | 400万円 |
投資信託 | 30% | 600万円 |
J-REIT | 20% | 400万円 |
債券:400万円(20%)
こちらのポートフォリオでは、2,000万円で資産運用をする際に、20%の400万円を債券で運用しています。
ポートフォリオでの運用に本格的に検討し始めるのが2000万円くらいの方だと思います。運用の基本は「株」と「債券」ですが、頻繁に売買されることのない債券は「証券会社」にとって手数料が稼ぎにくい資産であるため、あまり一般的とは言えません。ただし株式が下落したときにリターンが出やすいなど分散投資効果から組み入れることが推奨される資産です。最近はネット証券でも購入できるようになってきましたし、投資信託でも債券ファンドは販売されていますので守りの資産として一部組み入れるのが良いでしょう。
より資産がある人であれば近年は「ヘッジファンド」の組み入れも有効と考えられますが、最低投資金額が2000万円ほどからとなるため、予算2000万円ではお勧めしません。
近年は金利低下が進んでいるため、昔の書籍ほどには組み入れ比率は高くなくてよいでしょう。
株式投資:600万円(30%)
今回のポートフォリオでは、2,000万円で資産運用をする際、そのうちの20%の400万円を株式で運用しています。株式投資の平均利回りは7%前後であり、300万円で運用すると年間で15万円程度の利益が期待できます。
なお銘柄によっては10%を超える高利回りが期待できる場合があり、10%で運用できたとすると年間で30万円の利益が見込めます。ただし、高利回りが期待できる銘柄はハイリスク・ハイリターンであり、予想が外れると大損することがあります。
株式投資での資産運用は銘柄の選定が重要であり、銘柄の選定に自信がない方は株式インデックスファンドの方がおすすめです。
また近年は株主優待目当ての投資も盛んで、株価も堅調なことが多いため、楽しみながら長期投資を目指していただくのもよいかもしれません。
投資信託:600万円(30%)
2,000万円で資産運用をする際は、20%の400万円を投資信託で運用するという選択肢があります。投資信託の利回りはファンドによって異なりますが、日経平均株価などの指数に連動するインデックスファンドだと3~5%程度の利回りになります。
そこで、2,000万円のうち300万円をインデックスファンドで運用すると、年間で9万円~15万円程度の利益が期待できます。インデックスファンドはミドルリスク・ミドルリターンですが、新興国株式ファンドなどは10%以上の利回りになる場合があります。
なお、投資信託はプロのファンドマネージャーが運用するため、全くの素人が運用するよりも利益が出る可能性は高いです。ただし、運用に失敗すると元本割れを起こすリスクがあることは留意しておきましょう。
満期までの期間がながい場合は、ターゲットイヤーファンドやターゲットデイファンド、ライフサイクルファンドと言われる、満期に近づくにつれて株の割合を下げてくれるファンドなどもよいでしょう。
J-REIT:400万円(20%)
2,000万円で資産運用をする際は、20%の400万円をJ-REITでの運用を検討するのも良いでしょう。J-REITはホテルや複合商業施設、賃貸マンションなどの不動産を投資対象とする投資信託の一種です。高額な資金がなくても、気軽に不動産投資を始められます。
J-REITの利回りは投資対象の不動産によって異なりますが、概ね4~5%程度の利回りが期待できます。例えば、200万円を年率5%で運用すると年間で10万円の利益が発生します。
J-REITはある程度の利回りが期待できる、ミドルリスク・ミドルリターンの資産運用だと言えるでしょう。
東証リート指数では非常に好調な時は株式よりも高い実績を出している時期もありますが、下げ幅も大きいこともあり、株式に比べて金利との相関性も高いなど、不動産投資に比べると価格の値動きが高い傾向にあります。
また長期的に日本の人口が減少してくことを考えると、投資先の選別もより重要になってくると考えられます。
運用シュミレーション
それでは次に、貯金2,000万円を1,3,5,7,10%の利回りで30年間資産運用したときのシミュレーションを紹介します。なお、これは利益を途中で引き出さずに再投資する複利運用によるシミュレーションです。
利回り | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
---|---|---|---|
1% | 2,209万円 | 2,440万円 | 2,696万円 |
3% | 2,688万円 | 3,612万円 | 4,855万円 |
5% | 3,258万円 | 5,307万円 | 8,644万円 |
7% | 3,934万円 | 7,739万円 | 15,225万円 |
10% | 5,187万円 | 13,455万円 | 34,899万円 |
貯金2,000万円を年率5%で複利運用すると、30年後には8,644万円に増加します。年率10%になるとさらに資産を増やせる可能性があり、2,000万円を年率10%で運用すると30年後には3億4,899万円に達します。
このシミュレーションにより、資産を増やすためには「利回りが高い金融商品で運用する」「投資期間を長くする」の2点がポイントであることがわかります。
中でもヘッジファンドはリスクを回避しながら年率10%以上を狙えるので、資産を大きく増やせる可能性があります。2,000万円で資産運用をする際は、1,000万円程度をヘッジファンドで運用することをおすすめします。
貯金2,000万円で資産運用するときのポイントや注意点
貯金2,000万円で資産運用する場合は、次の3つのポイントに注意しましょう。
・攻めの運用と守りの運用があることを心得る
・運用のプロに任せることも検討する
資産運用の目的を先に決めておく
貯金2,000万円で資産運用をする際は、資産運用の目的をあらかじめ決めておくことがポイントです。資産運用の目的を決めておくことで目標金額や期限が明確になり、どのような手法で資産運用をするべきかもわかってきます。
資産運用の目的としては、子供の教育資金や開業資金、老後資金などがあります。資産運用の目的を定めずに漠然とお金を増やしたいと考えると、ギャンブル的要素が濃いFXや仮想通貨取引などで大損する恐れがあるので大変危険です。
攻めの運用と守りの運用があることを心得る
貯金2,000万円で資産運用をする際は、攻めの運用と守りの運用があることを心得ておきましょう。一般的に攻めの運用はハイリスク・ハイリターンで、守りの運用はローリスク・ローリターンです。
貯蓄型保険や債券投資などは守りの運用に該当し、株式投資や新興国株式ファンドなどの海外株式型の投資信託は攻めの運用に該当します。リスクを回避しながら年率10%以上の高利回りを狙えるヘッジファンドは、攻めの運用と守りの運用の両方を備えています。
運用のプロに任せることも検討する
貯金2,000万円で資産運用をする際は、運用のプロに任せることも検討しましょう。資産運用の経験が乏しい場合は運用をプロに任せることで、高収益が得られる可能性が高まります。
なお、運用のプロに任せるのであればヘッジファンドがおすすめです。ヘッジファンドは経験豊富なファンドマネージャーが運用を担当し、ロングショート戦略などのあらゆる投資手法を駆使して、下落相場であっても絶対収益の獲得を目指します。
さらに、資産運用金額ごとに資産の増え方をシミュレーションしてみたい方は、以下のリンクもチェックしてみましょう。
貯金2,000万円の資産はヘッジファンドで運用するのもおすすめ
ここまで見てきた通り、貯金が2,000万円ある方の投資先はさまざまです。2,000万円を正しい金融商品に投資することで、老後に必要な資金も効率良く貯められるため、投資先は慎重に検討するようにしましょう。
2,000万円の余剰資金の投資先に迷っている方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。ヘッジファンドダイレクトでは、相場下落時にも絶対収益を狙い、年率10%以上の利回りを目指せる優良ヘッジファンドを紹介しています。
ヘッジファンドダイレクトに相談することで、2,000万円の資産を理想的な方法で運用することが期待できます。