貯金3,000万円ある人は資産運用を始めよう
貯金3,000万円ある人は資産運用をすることで、資産を1億円以上に増やせる可能性があります。資産を大きく増やすには、リスク回避をしながら高利回りの金融商品で長期投資をすることがポイントです。
長期投資をすると複利効果で利益が利益を生み、雪だるま式に資産を増やせます。国も長期投資を推奨しており、長期・積立・分散投資が資産運用の基本です。
投資のリスクを可能な限り軽減しつつ、安定的な資産形成を行うために
は、長期の積立・分散投資が有効と考えられる。投資対象を分散させることで特定
のリスクの影響を限定することが可能となり、投資時期の分散(積立投資)により
高値掴み等のリスクを軽減できるほか、長期で保有することにより投資リターンの
安定化が可能となる。
実際1985年から2021年6月までのデータを見ると長期投資によって、成績のブレ幅が小さくなっていることがわかります。
この記事では、貯金3,000万円ある人が長期・積立・分散投資をする際の理想的なポートフォリオを紹介します。同時に、長期投資のシミュレーションも行い、何年でどの程度の資産形成ができるかを検証します。
この記事はヘッジファンドダイレクト株式会社の「富裕層向け資産運用のすべて」と連動した記事となっています。
貯金3,000万円ある人におすすめの資産運用方法やポートフォリオ
はじめに、貯金3,000万円ある人向けの資産運用方法とポートフォリオを紹介します。なお、投資は余剰資金で行うのが原則であり、以下では貯金3,000万円ではなく、貯金から生活資金などを差し引いた余剰資金が3,000万円あることを前提に解説します。
資産運用方法 | 資産の割合 | 資産の金額 |
---|---|---|
株式投資 | 15% | 450万円 |
投資信託 | 15% | 450万円 |
J-REIT | 30% | 900万円 |
ヘッジファンド | 40% | 1,200万円 |
株式投資:450万円(15%)
3,000万円で資産運用をする際は、15%の450万円を株式で運用するのが理想です。株式投資の平均利回りは5%前後であり、450万円で運用すると理論的には年間で23万円程度の利益が出る計算となります。
また、株式投資は値動きの変動幅が大きく、1日で10%以上の利益が出ることもあります。ただし、逆に相場が暴落すると1日で10%以上の損失が発生することもあります。
このように株式投資は、利益を狙える分大きく値下がりするリスクがあることも心得ておきましょう。金融商品の中ではミドルリスク・ミドルリターンの商品に分類されますが、分散投資をすることで損失をできる限り低く抑えられます。
投資信託:450万円(15%)
3,000万円で資産運用をする際は、15%の450万円を投資信託で運用すると良いでしょう。投資信託は6,000種類近くのファンドがあり、インデックスファンドだと3~5%程度の利回りになります。
450万円をインデックスファンドで運用すると、年間で13万円~23万円程度の利益が出ますが、投資信託では購入時・運用時・売却時に手数料がかかります。そのため、投資信託を選ぶ際は手数料も考慮することが必要です。
なお、新興国株式などに投資するアクティブファンドだと年率10%以上の高利回りを狙えますが、極めてハイリスク・ハイリターンです。
J-REIT:900万円(30%)
3,000万円で資産運用をする際は、30%の900万円をJ-REITで運用するというポートフォリオを組めます。J-REITはホテルや複合商業施設、賃貸住宅などを投資対象にする投資信託の一種です。投資先にもよりますが4~5%程度の利回りが期待できます。
3,000万円のうち300万円を年率4~5%で運用すると、年間で12万円~15万円程度の利益が見込めます。なお、J-REITは実物の不動産投資とは異なり、株式と同じように流動性が高いため、不動産投資をしたことがない方でも比較的購入しやすい商品です。
ただし運営法人が倒産すると上場廃止になり、大きな損失が発生するリスクがあります。購入する際は運営法人の経営状態をチェックすることが大切です。
一時的に半額になるリスクがありますが、比較的配当利回りで価格が高いか安いかわかりやすい投資対象といえます。利回りが3%を切り始めたら下落を警戒するといいでしょう。
不動産投資:(0%)
もう少し資産があれば不動産投資も選択肢に入ってきます。不動産投資はレバレッジをかけて投資することでリターンを高めることができます。投資用不動産で先に融資を受けてしまうとマイホームの借り入れの融資が通らないなど、結婚後に公開することもあるようです。3000万円貯蓄がたまるような人の場合は安易に融資を受けるよりは、リートなどを通じて不動産からのリターンを享受するのが良いでしょう。
ヘッジファンド:1,200万円(40%)
3,000万円の余剰資金があれば、40%の1,200万円をヘッジファンドで運用すると理想的なポートフォリオが組めます。ヘッジファンドはいろいろな金融商品に投資するため、ヘッジファンドを購入するだけで分散投資ができます。
ヘッジファンドは基本2000万円以上から投資を検討するのがおすすめですが、ファンドによっては最低10万ドル、1200万円ほどから投資できる場合もあります。
ヘッジファンドはプロのファンドマネージャーが運用を行い、リスクを回避しながら年率10%以上の絶対収益の獲得を目指します。1,200万円を年率10%で運用すると、年間で120万円の利益が期待できます。
ヘッジファンドは下落相場であっても絶対収益の獲得を目指せるので、購入できるチャンスがあれば40%以上の比率でポートフォリオに組んでおいても良いでしょう。
貯金3,000万円で30年間の資産運用シミュレーション
ここからは、貯金3,000万円を1,3,5,7,10%の利回りで30年間運用したときのシミュレーションを紹介します。なお、このシミュレーションは、運用益を再投資する複利運用をした時のものです。
利回り | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
---|---|---|---|
1% | 3,314万円 | 3,661万円 | 4,044万円 |
3% | 4,032万円 | 5,418万円 | 7,282万円 |
5% | 4,887万円 | 7,960万円 | 12,966万円 |
7% | 5,901万円 | 11,609万円 | 22,837万円 |
10% | 7,781万円 | 20,182万円 | 52,348万円 |
貯金3,000万円を年率5%で複利運用すると、25年目に1億円を超え、30年後には1億2,966万円に増加します。
株式投資や投資信託、不動産投資などは年率5%程度の利回りは期待できるので、3,000万円を30年後に1億円以上に増やすことは決して不可能ではないことがわかります。
また、年率10%の場合だと13年目に1億円を超え、30年後には5億2,348円にも資産が増えます。なお、ヘッジファンドだと年率10%以上の利回りも期待できるので、比較的短い期間で3,000万円を1億円以上に増やせる可能性があります。
先に紹介したポートフォリオではヘッジファンドの比率を40%にしましたが、早く資産を増やしたい場合はヘッジファンドの比率を50%以上にするのも良いでしょう。
貯金3,000万円で資産運用するときのポイントや注意点
貯金3,000万円で資産運用する場合は、以下の3点に注意しましょう。
投資方針を最初に決めておく
貯金3,000万円で資産運用する際には、投資方針を最初に決めておくことが大切です。株式投資など銘柄によってはハイリスク・ハイリターンになる金融商品で投資をする場合、あらかじめ投資方針を決めておかないと大損することがあります。
ハイリスク・ハイリターンの金融商品は大きな利益が得られる可能性がありますが、下落相場になると損失が拡大して取り返しがつかない事態に陥ってしまいます。損切りルールなどの投資方針を事前に決めておくことで損失を限定でき、投資のリスクを回避できます。
集中投資・一括投資は避ける
貯金3,000万円で資産運用する際には集中投資・一括投資は避け、分散投資をすることが大切です。複数の金融商品に分散投資をすることで投資のリスクも分散でき、大損を防ぐことにつながります。
金融庁も「投資対象を分散させることで特定のリスクの影響を限定することが可能」と述べており、資産運用をするうえで分散投資は極めて重要です。貯金3,000万円で資産運用する際には、この記事で紹介したポートフォリオを参考に分散投資を心がけましょう。
日々勉強をし続ける
貯金3,000万円で資産運用する際には、日々勉強を続ける姿勢が大切です。勉強を続けることによって投資の知識が増し、銘柄の選定などで失敗するのを防げます。特に株式投資などは初心者が利益を出すことは難しく、利益を出すには勉強を続けることが必要です。
投資をしたくても勉強する時間がない場合は、ヘッジファンドのようにプロに運用を任せられる金融商品を選ぶと良いでしょう。ヘッジファンドはファンドマネージャーが運用を担当するため、初心者であっても投資で利益を出せる可能性が高いです。
さらに、資産運用金額ごとに資産の増え方をシミュレーションしてみたい方は、以下のリンクもチェックしてみましょう。
貯金3,000万円の資産はヘッジファンドで運用するのもおすすめ
ここまで見てきた通り、貯金が3,000万円ある方は、うまく複利運用をすることで1億円以上の資産を手に入れることが可能です。ただし1億円以上の資産を目指すには、正しい知識をもってうまく分散投資をすることが大切です。
中には「貯金はあるけれど知識が十分ではないため、自分で投資先を決めるのが不安だ」という方も多いでしょう。
そんな方はぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。ヘッジファンドダイレクトでは、豊富な投資経験を持った優良ヘッジファンドをあなたのニーズに合わせて紹介しているので、貯金3,000万円を理想的なポートフォリオを組んで運用できるでしょう。