貯金4,000万円ある人は資産運用を始めよう
貯金4,000万円ある人は資産運用の選択肢が豊富で、さまざまな金融商品の中から最適なものをいくつか選んで分散投資ができます。例えば、株式投資やヘッジファンドなどで高利回りを狙いながら、インデックス型投資信託などでリスクを低く抑えられます。
分散投資はリスク回避の基本であり、金融庁も分散投資を強く推奨しています。貯金4,000万円ある人は投資対象の選択肢が豊富なので、分散投資をするうえでは大変有利です。
特定の資産や銘柄が値下がりした場合には、他の資産や銘柄の値上がりでカバーする、といったように、保有している資産・銘柄の間で生じる価格変動のリスク等を軽減することができます。
また、貯金3,000万円〜4,000万円はセミリタイアの目安の金額にもなっています。そのため、セミリタイア生活を送りたい方は貯金4,000万円あれば資産運用を検討してみましょう。
貯金4,000万円ある人におすすめの資産運用方法やポートフォリオ
それでは次に、貯金4,000万円ある人が分散投資をする際の資産運用方法とポートフォリオを紹介します。なお、投資は余剰資金で行うのが基本であり、以下では貯金4,000万円ではなく、余剰資金が4,000万円あることを前提に説明します。
資産運用方法 | 資産の割合 | 資産の金額 |
---|---|---|
株式投資 | 25% | 1,000万円 |
不動産投資 | 15% | 600万円 |
投資信託 | 15% | 600万円 |
国債 | 15% | 600万円 |
ヘッジファンド | 30% | 1,200万円 |
株式投資:1,000万円(25%)
余剰資金4,000万円を分散投資することを想定したこちらのポートフォリオ例では、4,000万円のうち25%の1,000万円を株式で運用しています。
株式投資の平均利回りは3~7%程度なので、1,000万円の資金で株式投資をすると、年間で30万円~70万円程度の利益が出る可能性があります。
株式投資は、銘柄によってミドルリスク・ミドルリターン〜ハイリスク・ハイリターンの資産運用になりますが、資産全体の25%程度であればリスクは比較的低く抑えられます。
分散投資をすると、万が一株式投資で損失が発生した場合でも、他の金融商品が値上がりしていれば損失を最小限に抑えられるでしょう。
不動産投資:600万円(15%)
4,000万円で資産運用をする際は、全体の15%にあたる600万円を不動産投資で運用する選択肢も考えられます。600万円の資金があれば中古ワンルームマンション経営が可能で、物件によっては年利10%以上の高利回りを狙えます。
600万円を年利10%で運用すると、経費を考慮せずに計算すると年間で60万円の利益が見込めます。ただし、年利10%以上の高利回りを狙える物件は空室リスクが高くなる傾向があるため、立地条件が良い優良物件を選ぶことが大切です。
なお、不動産投資は家賃収入などのインカムゲインだけでなく、地価が高騰するとキャピタルゲイン(売買差益)も得られる可能性があります。
投資信託:600万円(15%)
4,000万円で資産運用をする際は、全体の15%の600万円を投資信託で運用すると、ポートフォリオのバランスが良くなります。投資信託は種類が豊富で、ローリスク・ローリターンのものからハイリスク・ハイリターンのものまで数多くあります。
年利10%以上を狙えるファンドもありますが、4,000万円で分散投資をする場合は年利4~6%程度を見込める全世界株式インデックスを選ぶと良いでしょう。600万円を年利6%で運用すると年間で36万円の利益が見込めます。
なお、利回りよりも安全性を重視したい場合は、年利1~2%程度を見込める国内債券インデックスファンドを選ぶという選択肢もあります。
国債:600万円(15%)
4,000万円で資産運用をする際は安全性を高めるために、全体の15%の600万円を国債で運用すると良いでしょう。日本国債10年の年利回りは最低0.05%と低いですが、銀行預金の金利である0.001%と比べると利回りは高いです。
また、国債は国が発行する債券なので信用性は高く、国家財政が破綻しない限りに於いては元利金の支払いは継続します。国債をポートフォリオに組み込むと資産運用の安全性が向上し、万が一他の金融商品で損失が発生したときの備えになります。
このように、資産運用をする際は攻めの運用だけでなく、守りの運用をすることも大切になってきます。
ヘッジファンド:1,200万円(30%)
4,000万円の余剰資金があれば、ヘッジファンドで資産運用することが可能です。ヘッジファンドでは、銘柄によっては年利10%以上の高利回りを狙えます。そのため、全体の30%の1,200万円をヘッジファンドで運用すると、年間で120万円の利益が見込めます。
ヘッジファンドは、優秀なファンドマネージャーが運用を担当し、リスクを回避しながら下落相場であっても絶対収益の獲得を目指します。ヘッジファンドで資産運用をすると、不景気で相場が下落している時も利益を出せる可能性があることが大きな強みです。
ただし、ヘッジファンドは詐欺ファンドも存在するので、信頼できる販売会社を通じて購入することが大切です。
貯金4,000万円で30年間の資産運用シミュレーション
ここからは、貯金4,000万円を1,3,5,7,10%の利回りで30年間資産運用したときのシミュレーションを紹介します。なお、このシミュレーションは利益を再投資する複利運用を前提にしています。
利回り | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
---|---|---|---|
1% | 4,419万円 | 4,881万円 | 5,391万円 |
3% | 5,376万円 | 7,224万円 | 9,709万円 |
5% | 6,516万円 | 10,613万円 | 17,288万円 |
7% | 7,869万円 | 15,479万円 | 30,449万円 |
10% | 10,375万円 | 26,910万円 | 69,798万円 |
貯金4,000万円を年利5%で複利運用すると、10年後には6,516万円になり、19年後に1億円を突破します。そして20年後には1億613万円、30年後には1億7,288万円になります。
年利5%であれば、大きなリスクをとらずとも達成できる可能性は高く、運用に成功すると複利効果で資産を大きく増やせることになります。
さらに年利10%の場合だと、10年後には1億円を突破して1億375万円になり、20年後は2億6,910万円、30年後には6億9,798円に増加します。
ヘッジファンドだと、銘柄によっては年利10%以上が期待できるので、貯金4,000万円を10年後に1億円に増やしたい場合はヘッジファンドを検討してみましょう。
貯金4,000万円で資産運用するときのポイントや注意点
それでは最後に、貯金4,000万円で資産運用するときのポイントや注意点について見ていきましょう。
資産を減らさないことを心がける
貯金4,000万円で資産運用する際には、資産を減らさないことを第一に考えることがポイントです。貯金4,000万円あれば、10年以上の期間をかけて資産を1億円以上に増やせる可能性があるので、元手を減らさないことを何よりも重視すべきです。
資産運用は攻めと守りのバランスが大切であり、攻めるだけでなく守りを重視することで資産を減らすリスクを避けられます。そのためには、ここまで説明してきたように分散投資をすることが大切になってきます。
特定商品への集中投資は避ける
貯金4,000万円で資産運用する際には、特定商品への集中投資は避けて分散投資をしましょう。ある特定の金融商品だけに集中投資をすると、もし相場が暴落したときにリカバリーできず、資産を減らしてしまう恐れがあります。
そこで、分散投資をしておけば、特定の資産や銘柄が値下がりした場合でも他の商品でリカバリーでき、全体の資産を減らしてしまうリスクを低減できます。
なお、ヘッジファンドではいろいろな金融商品に分散投資をするので、ヘッジファンドを購入するだけで自動的に分散投資につながります。
余剰資金で投資する
貯金4,000万円で投資する際には、余剰資金で投資することが大切です。生活資金で資産運用すると、もし運用資金が元本割れしたときに生活が破綻する恐れがあります。また、金融商品の多くはすぐに現金化ができないので、キャッシュが枯渇する恐れもあります。
資産運用をする際は、最低でも3〜6か月分の生活資金は確保しておき、生活費や手元の現金が不足しないように注意しましょう。なお生活費は、必要なときにすぐに引き出せる普通預金や郵便貯金に預けておくと良いでしょう。
さらに、資産運用金額ごとに資産の増え方をシミュレーションしてみたい方は、以下のリンクもチェックしてみましょう。
貯金4,000万円の資産はヘッジファンドで運用するのもおすすめ
ここまで見てきた通り、貯金4,000万円の資産を運用する際は、さまざまなタイプの金融商品に分散投資をすることが大切です。うまく分散投資ができていないと、大きく資産を減らしてしまったり、ほとんど資産が増えないという事態になりかねません。
貯金4,000万円の資産を運用しようと思っているけれど、どの金融商品に分散投資をしようか迷っている方は、ぜひヘッジファンドダイレクトにご相談ください。
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